1周年のご挨拶

Blog:ロゴができるまで(3)

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Q5:どうやって最終決定する?

おおまかなイメージが固まってからも、あれこれと調整を重ねました。プリントアウトして壁に貼っては離れて見たり、近づいて見たり、一晩寝かせてみたり・・・そして

なんでもいいや」と思えてくる。

この思考とは昔からとても仲良しです。恐ろしき「なんでもいいや」。
この「なんでもいいや」が湧いてくる度に、一文字違いで上白石萌音さんの「なんでもないや」(出典:Youtube)が頭の中をループします。
でもやっぱり、本当はなんでもなくない、いや、なんでも良くないわけですよね。

A5:自分が納得できたらOK

畢竟、それで自分は納得できているか?気持ち悪いところはないのか?と自分の胸に手を当てて冷静に考える、そして本当に納得できたらそれでOKと私は考えています。

伝家の宝刀「黄金比」

今回のロゴデザインにおいて一番悩んだのは、シンボルマークにおけるカラスの大きさ・比率です。
何十通りものパターンをプリントアウトして比較検討しましたが、段々とワケがわからなくなって「なんでもいいや」に見舞われました。でも比率で迷ったら黄金比を使うというのが私の常套手段!

点線で記した小さな○と大きな○の径の比率は、おおよそ1:1.618(黄金比)です。
黄金比について詳しく知りたい方にはこちらの書籍がオススメです。スコット・オルセン著「黄金比:自然と芸術にひそむもっとも不思議な数の話」(出典:Amazon)

ロゴタイプのフォントは「はれのそら明朝」

今回、シンボルマークのデザインに際して、当初は背景に青い空を表現するつもりでいました。しかし、色数を少なくしたかったという意図もありますが、コンセプト「屋烏の愛」に立ち返って考えた時、どんな空の下にいようと愛されるカラスであってほしいと思うようになり、青い空の表現を控えることに決めました。その代わり、ロゴタイプには「はれのそら明朝」を使うことに。

青くて澄み渡る晴れた空の文字「はれのそら明朝」(フリーフォントサイト「fontopo」より)を使わせていただいたことで、シンボルマーク内に限らず、ロゴ全体やその周囲にまで青い空を広げるようなイメージを込めることができました。書体デザイナーのNakaiさんに感謝いたします。

プロには敵わないかもしれませんが。

プロのロゴデザイナーさんや制作会社さんに依頼すれば、もっと格好良いものができたかもしれません。それでも、私なりの思いを込めて納得できる形になりました。

ここまで3回に分けてロゴの制作過程をお伝えさせていただきました。このロゴに込めた思い、初心を忘れずにより精進していきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

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