Q3:コンセプトはどう決める?
ロゴは単なる名札じゃない。
ロゴが、単に社名や屋号をそのまま表すだけの名札になってしまっては勿体ありません。ロゴはそこに込めた思いをより強く意識させたり、イメージをより強固にサポートするものであることが理想です。
「アトリエ カーコ」も単にその名前だけでなく烏を使ったシンボルマークを添えることでイメージの強化を図りました。イメージ強化の手法としては、様々なものがあげられます。
ロゴでのイメージ強化方法
・キャラクターを作成してロゴに取り込む
・色でイメージを表現する
・フォントでイメージを表現する
逆に言えば、どんなキャラクターを設定するのか、どんなイメージを表現するのかでロゴのコンセプトを決めれば良いというわけです。どんな会社にしたいのか、どんな仕事をしたいのかさえハッキリしていれば自ずと答えが見えてくるのではないでしょうか。
A3:「どんなイメージを表現するか」が コンセプト
色やフォントから得られるイメージ
赤色や橙色などの暖色は、その名の通り暖かいイメージを抱かせます。また、ひとことで赤色と言っても鮮やかな赤色とくすんだ赤色では抱くイメージも少しずつ変わります。
フォントにも様々なものがあり、その大きさやバランスでイメージが異なります。悩んだり迷ったとき私はこちらの書籍を参考にさせていただきました。
なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉【出典:Amazon】
タイトルの通り、目でみて楽しみながら「なるほど」となる内容でオススメ。
Q4:どうやってイメージを固める?
コンセプトはハッキリしている、表現したいイメージもある、という段になったら、スケッチを重ねていきます。ちなみに私が最初に描いたスケッチがこちら。ふざけているわけではありません。
ここから色んなパターンで描き変えてみたり、街へ烏を探しに外出して写真を撮ったり、いろんな格好の烏を描いてみたり、とにかくたくさんスケッチしました。
A4:スケッチを重ねる→他社のロゴを参考にブラッシュアップ
シンボルマークはなるべく単純に。
スケッチを何度も重ねてシンボルマークのおおまかな青写真が見えたら、単純化します。なるべく単純なものの方が様々なシーンで扱いやすいでしょう。細かすぎるデザインでは、マークを小さく印刷する際に潰れて判りにくくなってしまうこともあります。利用するシーンや汎用性も考慮しましょう。
ここからさらにブラッシュアップしていきます。インターネットで”ロゴ 一覧”と検索するだけでも大量のロゴを目にすることができます。他社のロゴや様々なマークを見ながら、自分はどんなロゴが好きか嫌いか考えてみると、自分のロゴはどうしたいのかが見えてきそうです。
続きは次のブログで!
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